SEO感覚のキーワード詰め込みは停止リスク、代理店が守るべき7日間ルール、Web集客・Googleビジネスプロフィールの裏側 #毎日堂マーケティングラジオ
SEOの常識で触ると止まります
Googleビジネスプロフィールって集客支援をやっている人ほど手つかずになってたりしますよね?
コムサポートオフィスの今井さん後編です。前編は店舗側の方向けでしたが、後編は支援する側の話に振りました。自分もSEOや広告やアクセス解析をかじってやっていますけど、ビジネスプロフィールだけは周りでもあまり詳しい人がいません。前編で書いたとおり明確に集客がドカンと増えるものでもないですし、後回しになりがちなところです。
で、その状態で触ると何が起きるかというと、ガイドライン違反で止まりまってしまう可能性があります。
ビジネス名にSEO用のキーワードを入れる
ビジネスの説明文に1,500文字ギリギリまでキーワードを詰め込む
口コミの返信にお客さんが書いた内容と関係なく自社の強みを並べる
1つ目は前編でも出てきたやつで、看板表記と完全一致していない時点でアウトですし、違反すると簡単に停止まで行きます。説明文のほうは1,500文字も書いてあったらまず読まれませんからね。予約制かどうかとか何を提供しているのかを書く場所なので、そこを埋め尽くしてしまうと本来の役目を果たしません。
口コミの返信でキーワードを狙うのも同じ話です。Googleだけを見ているとやりがちなんですけど、見てほしいのはお客様のほうなので、と今井さんは言っていました。SEO気分でGoogleに向けて書くんじゃなくて人間に向けて書く。結局ここに戻ってくるんだなと思います。
投稿にはお作法があります
投稿まわりのルールが思っていたより細かかったです。
本文中にURLを入れられない
本文に電話番号を書くのもダメで、その時点で拒否される
外側に付けるリンクボタンのURLも、基本的に公式サイト以外は認められていない
3つ目は、たとえば自分が本を書いてその紹介にAmazonのリンクを貼る、みたいなのもガイドライン違反になります。どうしても紹介したいなら自分のブログやnoteに記事を書いて、そこへリンクする形にすれば大丈夫だそうです。
厄介なのはやっても何のエラーも出ないことです。どこのプラットフォームでも普通にやっていることなので、知らないと素で違反しますよね。私が「お作法」と言ったら今井さんに気に入っていただけたんですけど、実際そういう性質のもので、知っているか知らないかだけの差です。
支援側はオーナーではなく管理者で入る
管理区分はオーナーと管理者の2つがあって、所有権を持っているのがメインのオーナーです。
できることはほとんど同じで、投稿も口コミの返信も写真の登録も両方でできます。違いは削除の権限で、オーナーは管理者を削除できますが、管理者からオーナーは削除できません。
なので原則は店主さんがメインのオーナー、支援側は管理者です。Googleのサードパーティー向けガイドラインでもそう謳われています。クライアントから「投稿わからないからやっといて」と言われたら、管理者権限をくださいと伝えれば足ります。
抜けるときは簡単で、自分で自分を管理者から削除すればおしまいです。オーナー側から削除してもらうこともできます。入るのは大変なのに出るのは一瞬なので、支援が終わったらちゃんと抜けましょうというだけの話ですね。
代理店が先に取るなら7日ルールを見込んでおく
とはいえ「そんな難しいこと自分にはできん」というクライアントもいますよね。その場合は代理店がメインのオーナーとしてオーナー確認をしてしまってもいいそうです。コツを掴んでいる人がやったほうが早いですし。
大事なのはその後で、
店主さんをオーナーとして追加する
メインのオーナーを店主さんに入れ替える
自分たちは管理者に降りる
この2番に7日間の待機期間があります。役割を変えるときのルールで、誰かを入れてすぐ入れ替えて乗っ取る、みたいなことを防ぐためだろうという話でした。数年前からあるそうです。これは全然知りませんでした。
クライアントがGoogleアカウントを持っていないケースもありますが、Androidを使っている人は必ず持っていますし、iPhoneだけの人は作ってもらう形になります。そこさえ済めば後の入れ替えは難しくありません。
前任者がわからないままリクエストを出すと全部消えます
これはかなり多いと思うんですけど、登録に使ったアカウントが退職者のものだったり前任者しか知らなかったりして、自社のはずなのに誰も入れないというやつです。
わからないならオーナー権限のリクエストを出すしかありません。3日間の猶予があって、反応がなければ4日目からオーナー確認に進めます。手順としては通常と同じです。
問題はその先で、放置されたまま第三者がオーナー確認をすると、それまでに登録されていた情報が全部消えます。ビジネスの説明文、口コミの返信、写真、動画、投稿、メニュー。全部です。今井さんは「えげつないでしょ」と言っていましたが、理由はわかります。関係のない人に渡る可能性があるわけですからね。
ちゃんと運営してきた実績があるほど痛いので、3日間の猶予のうちに誰が持っているかを特定して直接譲ってもらう。ここが分かれ道になります。オーナー権限は何が何でも自社で押さえておくべきだと改めて思いました。
代理店が行方不明だと身内からは取り返せない
もう1つ、ちょいちょい聞くやつです。メインのオーナーを代理店が握ったまま連絡が取れなくなって、自社は管理者としてだけ入っている状態。
このとき管理者のアカウントからはオーナー権限のリクエストが出せません。身内で何をやってるんだ、という扱いになるからですね。管理者やオーナーに入っているアカウント以外のGoogleアカウントでリクエストを出す必要があって、そうすると今度は通りにくかったりします。
ドメインとサーバーを業者に握られたまま逃げられるのと同じ構図です。業者にオーナー確認をやってもらったとしても、自分がメインのオーナーになるところまでは必ずやる。末代までその管理会社が続くわけでもないですからね。
8か月止まった原因はGoogleアカウントの共有でした
今井さんのところに来た相談で、開業直後に停止されてそのまま8か月動かなかったという話がありました。書類を出しても通らない。看板もちゃんとある。
原因はGoogleアカウントでした。整骨院さんで、旦那さんのGoogleアカウントを奥さんと共有してビジネス用に使っていたそうです。事務所のパソコンでログインしたままにしていて、旦那さんが出張先でスマホからログインする。違う場所から同時にログインしている状態になるので、乗っ取りとして検知されて止まってしまう。
普通のサービスならログインできないだけで済むところが、ビジネスプロフィールごと停止されて、回復に1か月くらいかかるそうです。同じパターンでスタッフ全員でアカウントを共有していたケースもよくあるとか。
もっと怖い相談もあって、ビジネスプロフィールが消えてしまったので復活したいという話。よく聞いたら辞めた社員が削除した可能性が高くて、メインのオーナーのアカウントを全員で共有していたそうです。これは戻ってきません。
Googleアカウントは1人1つが原則で、ログインする人がわかっているならその人のアカウントを聞いて管理者として入れておく。辞めたらオーナーが削除すればそれで終わりです。小さい会社だと1つで全部見られるからいいだろうとなりがちですけど、SNSのアカウントとは意味合いが違います。
情報はこの3つで取る
昔と今の違いを知らない業者やコンサルが多い、というのも聞きました。実際に多いのは「昔ははがきでできたのに」「電話でできたのに」「看板なんていちいち言われなかったのに」あたりだそうで、やっぱり登録まわりです。ここは自分もアップデートが要るなと思いました。
日頃どこを見ておけばいいかも聞いています。
公式ヘルプページ:まずはここ。AIに聞くと間違った回答が返ってくることも結構あるそうです
Googleビジネスプロフィールヘルプコミュニティ:不具合の情報が集まってくるので、今起きている問題かどうかがわかります
GBPダイジェスト:今井さんとダイヤモンドプロダクトエキスパートの永山卓也さんが月1回YouTubeでやっているライブ配信。ガイドライン改定などの最新情報と、相談の多いテーマの解説
ビジネス名に漢字と読み仮名を併記するのがダメになった件も、こういうところで拾える話ですね。
まとめ:知らないままは触らない
前編後編を通して、自分が知らないことばかりでした。整理するとこんな感じです。
ビジネス名・説明文・口コミ返信をSEOの発想で触ると停止まで行く
投稿の本文にURLも電話番号も入れられないし、リンク先も公式サイトが基本
支援側は管理者で入る。メインのオーナーはクライアントに持たせる
役割の入れ替えには7日間かかる
第三者がオーナー確認をすると過去の蓄積が全部消える
Googleアカウントは1人1つ。共有は停止と消失の原因になる
情報は公式ヘルプ、ヘルプコミュニティ、GBPダイジェストの3つ
支援する側がお作法を知らないまま触るのがいちばん危ないという話でした。うちも相談を受けることはあるので、まずはヘルプコミュニティを定期的に覗くところから始めようと思ってます。
動画はこちらから
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