徒然草の19段より

今も昔も人間が考えることは同じなんだと思ってます。何か困ったり悩んだりしたときは古典を読むようにしています。
運営堂 2025.10.09
誰でも

思ったことを書き出したとて見せるものでもない

原文

おぼしき事言はぬは腹ふくるるわざなれば、筆にまかせつつ、あぢきなきすさびにて、かつ破り捨つ(やりすつ)べきものなれば、人の見るべきにもあらず。
徒然草19段より

現代語訳

思ったことを言わないのは腹がふくれるような感じがすることだから、筆に任せながらの他愛のない遊びなので、すぐに破り捨てたほうが良いものである。人に見せるような価値はない。
https://esdiscovery.jp/knowledge/japan/tsuredure007.html

徒然草を書いた吉田兼好は鎌倉時代の人です。

思ったいことを言わないとストレスになるので書きだすんだけど、他愛もないことなので捨てたほうがいいとのこと。

この文章を書いた背景とか正確な意味は勉強してないですけど、その通りかなと思ってます。

感情に任せて吐き出しても意味がないのは昔から変わらず。

この記事を書いてから徒然草を思い出したのです

1.イラっとしたらその気持ちをまず書き出す&吐き出す(箇条書きでもよい)
2.そのまま送らずAIに整えてもらう
3.相手との関係性を考えて、AIっぽさが出すぎないように自分の表現に変える

今はAIという便利なものがあるので破り捨てなくても良くなったということなんでしょう。

自然と温故知新を実践するようになってきたのも50代になってきたからと思いながらも、高校の国語の先生も温故知新とよく言っていたのでそのころから染みついているのかも。

こういったことを考えながら、秋の風を感じて散歩して見るのも良い気分転換になると思います。

ということで、つれづれなるままに書いてみました。

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