画像の無断使用は絶対にダメ!「COPYTRACK」から警告メールが来て、改めて思ったので皆さんにも共有です。
COPYTRACKから警告メールが届く

詳細はカットしていますがこんなのです。今までの使用料で350ユーロ、今後1年で390ユーロみたいな内容です。
詐欺ではないのです
怪しいと思って調べました。
もちろんリンクはクリックせずに「COPYTRACK メール」などで検索です。ドメインなども確認。
するといろいろ出てきました。
COPYTRACKはドイツに実在する会社で、著作権エージェントサービスを提供している
ドイツのベルリンに本拠地を置く会社(ヨーロッパや北米、東京などにも拠点あり)で、インターネット上での画像の無断使用を特定し、権利者に代わって使用料を請求するサービスを提供しています。画像検索やAIによる自動判定を用いて世界中の無断使用を探し出し、請求メールを送っています。
ということで、AIの自動判定で送られて来たようです。
調べると他にもわんさと出てくるので迷惑な話です。無視してしまうと悪化しますのでちゃんと対応。
冷静に対応すれば問題なし
購入した画像でしたので、ライセンスの証明ができるページのスクショを送って解決。
海外から急にメールが来たからといって焦ってしまうと危ないので、落ち着いて対応しましょう。
対応の期限も1か月ぐらいあります。
画像を使うときは規約を確認して購入すること!
私の著書でもこんなことを書きました。
◇無意識な画像利用は著作権違反の可能性大
個人のブログやSNSに上げるのと同じ感覚で自社のホームページに画像をアップしてしまうと、ほぼ間違いなく著作権を侵害している可能性が高い、くらいの意識で良いと思います。とくに「ロイヤリティフリー」と書かれているものは危険です。利用規約を読んでみると制限があったりして、実際は自由に使えないものが多いからです。筆者は、社員が気軽にブログに上げた画像がトラブルになり、数十万円の請求が来た実例を知っています。画像については細心の注意を払って利用しましょう。
ロイヤリティフリーとはダウンロードした人が好き勝手に画像素材などを利用できるわけではなくて、ロイヤリティ(使用料)が無料という意味です。フリーという言葉から勘違いしやすいので注意してください。ロイヤリティに関しても事前に取り決められた範囲でのロイヤリティがフリーというだけであって、使い方によっては有料という場合もあります。
超有名な「いらすとや」についても、執筆時点では1つのホームページでの利用は20点までといった利用制限があります。
ロイヤリティフリーと著作権はフリー全くの別物です。著作権フリーは著作権が放棄されているか期限が切れている著作物のことを指します。ネットでダウンロードできる素材の多くはロイヤリティフリーだけど著作権フリーではない場合が多いです。フリー素材、という言葉はさらに危険です。利用規約を見てもはっきりしたことが書いておらず、何がフリーなのかがわからないので、こういったホームページに掲載されているものは使わないようにしましょう。
とくに人物の場合はモデルリリースもチェックしましょう。モデルリリースとは肖像権利用許諾書のことです。素材の中で写っている人物が特定できる場合には肖像権が発生しますので、その人物に利用の許諾を取らないといけません。画像がフリーとされていてもそこに映っている人物の許可がないと利用できないということです。バイクレーサーの後姿の画像であったとしても、そのレーシングスーツなどから人物が特定できる場合はモデルリリースが必要になります。わずかでも人物が映っているものはモデルリリースが取れているかををチェックしてください。
このように素材のダウンロード時には利用規約はしっかり読むことと、わからないことはサイト運営者に必ず確認することがたいせつです。運営者からの回答でもすっきりしない場合は弁護士に相談すると良いでしょう。こんなことで弁護士に相談するの?と思うかもしれませんが、前述のように数十万の損害になることを考えれば、相談料の方が圧倒的に安いはずです。
今ならAIに規約を見てもらってリスクがあるかを聞けばいい
これである程度の判断はできます。
そんなことをする前に、「Adobe Stock」とか「いらすとや」とか「ぱくたそ」とか「PIXTA」のような安心なサイトから買えばいいです。
ちょっとしたお金をケチると本当に大きな金額を失いますので、買ってくださいね。
もう一回言います。
ウェブサイトなどで使う素材は「ちゃんとしたところ」から「買う」こと。
よろしくお願いいたします。
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