JADEの伊東さんに聞く！アルゴリズムに頼らない毎日堂の魅力

前回の田中さんに続き読者の声をお届けします。

今回はJADEの伊東さんです。

運営堂 2024.10.21

森野：
今回はJADEの伊東さんにお話をお聞きします。いつごろから毎日堂を読んでいただいていますか？

伊東：
3年？いや、4年くらいかな？

森野：
3年前くらいってことは、昔の配信システムの時期ですね。

伊東：
そうですね、その時期です。2020年にJADEに入って仕事するようになった時に、森野さんと直接お話する機会があったんですよね。

森野：
はてなさんの記事ですね！

伊東：
事前に森野さんのことを知っておこうと思って登録して、そこからずっと読んでいます。

森野：
対談相手を知ろうと思って、そこからずっと続いているんですね。私もインタビューする人のブログなどを読んで、そのままずっと読み続けることがあるのでそれと同じ感じですね。

伊東：
はい、もう日課みたいなもんですよね。

森野：
メルマガの中で「ここは絶対読む！」みたいな部分ってあるんですか？

伊東：
決まってないんですよね。読もうと思っても時間がかかるので読む時間を決めてるんです。15分って。森野さんのだけでもなくて、他にも送られてくるものもあるので、制約条件つけてそのルールの中で楽しむと。

森野：
時間で区切っているんですね。それは初めて聞きました。

伊東：
ピックアップしてくれて、一言コメントつけていただいているんですが、中身そのものっていうのはそれぞれの先のコンテンツを読み切らないと完読はできないですよね。

ただ、全部読もうと思っても時間がかかるし、それを毎日やろうとしても多分うまくいかないですから。読まないといけない記事がたくさんあると思いながら読み続けるのも嫌なんですよね。

あとはインスピレーションです。タイトルを見て、森野さんのコメントもめちゃめちゃ大事なんですけど。

森野：
やはりあのコメントは記事を読む参考になっているんですね。書いている本人はそこまで気にしていないんですが、それがいいのかもしれません。

伊東：
そうそう。しかもSEOの話題は他でよく見るから、そこはあまり読まなくて。むしろ、自分の仕事に直接関係ないことの方が面白いって感じで。要チェックの記事を見て、あとはその他のジャンルの記事を読むことが多いですね。

森野：
それは意外です。関係ない記事って「よくわからない」ってならないですか？

伊東：
まったく関係のない記事でもあとで質問が出るかもしれないので、とりあえずインプットしようと思っています。自分の情報のルートだけでは出会えない内容もあるかもしれませんから。

他の人の視点でピックアップされた記事や、タイトルが興味を引くもの、森野さんのコメントが面白そうなものをいくつか読んで、どこかのタイミングで企画を考える際に繋がることもあると思っています。

森野：
自分が気にしていないジャンルの記事っておろそかになりがちですし、どこから情報を集めればいいのかわからないですよね。

伊東：
例えば、意外性のある話題を求めると、はてなブックマークのトップページなども参考になるかもしれません。自分が知らない話題が世の中で話題になっていることもあります。ただ、はてなには独特の偏りがあるので、それも一つの場として面白いと思いますが、必ずしも大きくバズっていないものにも面白さがあると感じます。

森野：
バズってる記事はあまり取り上げないんですよね。私が取り上げなくても他から流れてくるでしょうし。わざと変わったというか皆さんが読まないであろう記事を取り上げることはありますね。

伊東：
そこが良かったのかもしれませんね。

森野：
他の人にこのうちのメルマガおすすめするとしたら、どんなところになりますか？

伊東：
森野さんの目利きで選ばれた記事というのが一番のポイントだと思うんですよね。今のニュースや新しい情報って、アルゴリズムに頼って作られていることが多いじゃないですか。でも、そんな中で「古くて新しい」って感じがするのが、人の手による目利きのコンテンツなんじゃないかなって。

あとは毎日淡々とやり続けているって、本当にすごいことだと思うんです。ちょっとやってみるくらいなら誰でもできるかもしれないですけど、続けるのってすごい才能がいるし、そこにはすごく敬意を感じますね。

森野：
ありがとうございます！そう言ってもらえると本当に嬉しいです。たしかに、アルゴリズムが選んだものって、どうしてもパターン化されがちですよね。

伊東：
こういった情報提供では、情報量が膨大で次々と変わっていくので、受け手側が情報をつまみ食いする形になり、浅い理解にとどまってしまいがちです。結果として、焦燥感や急かされるような感覚が生まれることもあると思います。

それに比べて、毎日堂のようにニュースレターの形で情報が届けられ、さらに一つ一つのコメントが加わることで、読者に落ち着きを与えてくる感じがするんですよね。人間のキャパシティには限界があって、自分で受け取れる情報量も限られていますが、ニュースレターがそのフィルターの役割を果たし、落ち着いて情報と向き合うことができるようにしてくれる。そのおかげで、毎日少しでも深く情報と向き合おうとする気持ちが生まれる、そんな空気感があると思います。

森野：
Yahoo!トピックもそうだし、SmartNewsもそんな感じですし、PIVOTも量産体制に入っちゃいましたし、とにかく量をぶつけてくるメディアって圧迫感があります。量がないとマネタイズが難しいのはわかるんですけどね。AIが進歩したら自分だけにあったニュースを届けてくれると思ったらそうでもなかったですよね。

伊東：
何かしらの人気に基づいたりとか、その延長線上の感じですよね。

森野：
ここもっとこうしたら？みたいな改善点はありますか？

伊東：
あまりないですが…「毎日堂イベント」とかやってみたらどうですか？読者を集めて今年の10大ニュースを振り返るという感じで。

森野：
それは面白いかも！1年の記事を振り返って「今年のベスト」とか選ぶんですね。いいですね、それ！

伊東：
みんなで「これが一番面白かった！」って投票したりして、そんなイベントがあったらいいなって思うんですよ。

森野：
名古屋で。それは考えてなかったけど、リアルイベントって復活してきていますしね。

たまに実在しているかどうか怪しいと思われることもありますし、本当に1人でやっているのかってよく言われるので、その証明のためにもリアルイベントはいいかもしれません。

伊東：
そうですね、存在証明のために（笑）

森野：
最後に何か言い残したことありますか？これだけは！みたいな。

伊東：
ニュースレター繋がりで、JADEも毎週ニュースレター送っているので、メールから情報を得ることにポジティブな方は、よろしければJADEのニュースレターも受け取ってくれると嬉しいです。

森野：
あれって伊東さんが毎週書いているんですか？

伊東：
はい、僕が書いています。最初は「続けられるかな…？」って心配だったんですけど、今は何とかやっています（笑）。